パパの独り言。

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石原元都知事の記者会見が、なぜかみ合わないか考えた。

先日BLOGを開設して、何書こうかな~と思っていたら、本日の記者会見をラジオで聞いていて、車中でブツブツ独り言が発生してしまいました。早速これについて書こうと思います。

 

石原元都知事の記者会見が、なぜかみ合わないか考えた。

 

会見の内容を大まかに言うと、

行政責任は私(石原元知事)にあった

現在の混迷の責任は小池都知事にある。

都知事になった時には豊洲移転は既定路線だった。

細かいことはわからない。私は専門家ではないので、それぞれの部署や専門家が話し合って決めたことを私は信頼して承認していた。でもハンコを押したかどうかも記憶にない。

都庁や都議会で決めたことなので、責任は全体が負うべきだ。

専門的知見があるわけではないのでわかるわけがない。

 

ということでした。

聞きながら疑問に思ったことが3つ。

豊洲移転の問題が、優先順位が高いと考えていたのか、そうでもなかったのか?

②最初に言っていた、自分にも責任があるとはどこに責任があると考えているのか?

③そもそも何が言いたくてこの記者会見を開いたのか?

 

頭の中はモヤモヤいっぱいでした。それが

この後の記者さんたちの質問で、わかってきたところもありました。

 

豊洲移転の問題が、優先順位が高いと考えていたのか、そうでもなかったのか?

会見前半部分で、「東京都は再建団体転落しそうで、そんな小さなこと(豊洲移転問題)にかかわってられなかった。」という内容で言っていたのに責任を問われると、「このような大きな案件ではみんなが関わっているんだから、みんなに責任がある」ということを言っておられました。大きな問題なのか小さな問題なのかよくわかりませんが、「大きな問題だが、興味がない問題だった」ということでしょうか。

 

②最初に言っていた、自分にも責任があるとはどこに責任があると考えているのか?

これは神保さんが質問しておられました。責任を認めるのかどうか?という質問に対して、「日本は法治国家~云々」と言い出して、聞いていて頭が「??」でいっぱいになりましたが、つまりは前段でもあった、「みんなで決めたのだから、個人に責任を押し付けるのはおかしい」という内容で、責任はないと考えているみたいです。

 

③そもそも何が言いたくてこの記者会見を開いたのか?

これが一番よくわかりませんでした。覚えてない、わからないを繰り返して、いったい何が言いたくてこの記者会見を開いたのか??

さらにこの後の毎日新聞の記者さんの質問で、「浜渦さんに一任していたとのことだが現段階で、本人に問いただしていないのか?」

という質問に対して、「聞いていない」という答え。そして質問が打ち切られた最後にまた「現在の混乱の責任は小池都知事にある」といっているのを聞いて、考えてしまいました。

 

石原さんが記者会見を開くと聞いて、今まで明らかになっていないことが説明されると思い込んでいました。しかし事実関係を明らかにする気があるのなら、どこで誰が担当だったのか、何より「一任していた」という浜渦さんに連絡を取らないはずがありません。3~4カ月時間があったはずなのですから。この記者会見をこのまま受け取るなら、今回の記者会見は石原さんが、自分のお金で、「自分は悪くない、小池都知事が悪い」と言いたかったんだと考えるとなんだか腑に落ちました。

 

記者会見は開く側が費用を負担することが多いらしいので、今回も石原さんが費用を持ったのでしょう。(たぶん)調べてみたら記者クラブの10階ホールを借りるとなると、2時間で65131円。(ABC、部屋代だけ。)他にもいろいろ追加して、かなり費用が掛かるのだと思います。自分でお金を使ったら、都民に説明するんじゃなくて、自分の言いたいことを言いますよね。仕方ない。

・・・元知事でなければ。

 

どちらにしろこのままだと石原さんの旗色はどんどん悪くなっている気がします。正直、誰が悪くてもいいけど、うやむやにはならないでほしいな、と願っています。